式の計算の利用(整数の性質の証明)
中3の整数の性質の証明のポイント
中2の「文字式による説明」との違いは、2乗や積が出てくるので、乗法公式で展開し、因数分解で「◯×(整数)」の形にすることです。手順は同じ4ステップです。
- 文字で表す:奇数は 2n + 1、連続する2つの奇数は 2n + 1 と 2n + 3、連続する2つの整数は n と n + 1
- 展開する:(2n + 1)2 = 4n2 + 4n + 1 のように乗法公式を使う
- くくり出す:4n2 + 8n + 4 = 4(n + 1)2 のように共通因数や因数分解で整理する
- 結論を書く:「( )は整数だから、…は4の倍数である。したがって…」
よく出る形:4の倍数は 4×(整数)、奇数は 2×(整数)+ 1、「大きいほうの数の2乗」は (n + 1)2 のように、結論の形に合わせて式を変形するのがコツです。
例題
連続する2つの奇数の積に1を加えた数は、4の倍数になることを証明しなさい。
〔証明〕n を整数とすると、連続する2つの奇数は 2n + 1、2n + 3 と表される。(2n + 1)(2n + 3) + 1 = 4n2 + 8n + 3 + 1 = 4n2 + 8n + 4 = 4(n + 1)2。(n + 1)2 は整数だから、4(n + 1)2 は4の倍数である。したがって、連続する2つの奇数の積に1を加えた数は、4の倍数になる。
下の問題は、証明の空欄をうめる形式です。展開・因数分解の計算は式の展開(乗法公式)・因数分解で、くふう計算は式の計算の利用で練習できます。中2の説明は文字式による説明(整数の性質)へどうぞ。